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ー外壁塗装の契約書で失敗しないための注意点ガイドー

契約書を軽視すると起きやすいトラブル
外壁塗装は「工事が終われば見た目はきれい」になりやすい一方で、数年後に不具合が出ることもあります。だからこそ、口約束ではなく契約書で条件を固めるのが大切です。契約書は業者を疑うためではなく、双方の認識を同じにして、後から揉めないための地図のようなものです。見積書や提案書があっても、契約書に反映されていない内容は守られない可能性があります。特に初めての塗装では、専門用語の理解不足から「聞いたつもり」「言ったつもり」が起きやすいので、書面で確認する習慣が最大の防御になります。
よくある揉めごとのパターン
・「追加費用が必要」と言われたが、どこまでが基本工事か決まっていなかった
・塗料のグレードやメーカーが曖昧で、仕上がりや耐久性に納得できなかった
・工期が延びたのに説明がなく、生活や予定に支障が出た
・保証があると思っていたが、保証範囲と条件が契約書に書かれていなかった
・近隣から苦情が出たが、誰がどこまで対応するか決めていなかった
契約前に確認すべき書類の関係
・見積書:金額と工事項目の一覧。数量や単位が曖昧なら要注意
・仕様書:塗料名、工程回数、下地処理など品質に直結する内容
・契約書:支払い、工期、保証、解約、追加工事の扱いなどルール部分
この三つが矛盾なくそろっているかを見ると、判断が一気にラクになります。もし見積書にある項目が契約書で抜けているなら、その場で追記をお願いしましょう。
工事範囲と仕様は「具体的に書く」が基本
外壁塗装で多い失敗は、工事の範囲や仕様がふわっとしたまま進むことです。「外壁一式」「付帯部含む」だけだと、どこが対象で何回塗るのかが読み取れません。契約書や仕様書には、誰が読んでも同じ解釈になる粒度で書くのが理想です。写真や図面の添付があるとさらに安心です。現地調査の結果をもとに、劣化箇所の補修方針まで書ける業者は、提案の精度が高い傾向があります。
対象範囲と除外範囲を分けて確認
・外壁、屋根、軒天、破風、雨樋、シャッターボックスなど、部位ごとに対象を明記
・高圧洗浄、養生、下地補修、シーリング打ち替えの有無も書く
・ベランダ防水や板金工事など、別工事になるものは除外として明確化
「やってくれると思った」が一番危険なので、対象と除外をセットで押さえます。加えて、足場設置の範囲やメッシュシートの有無も、近隣への配慮に関わるため確認しておくと安心です。
塗料と工程回数は契約書に落とし込む
・塗料名はグレードだけでなく製品名まで書く
・下塗り、中塗り、上塗りの回数を明記し、希釈や乾燥時間など最低限の基準も確認
・色番号や艶の有無、色分け範囲も記載しておく
工程が決まっているほど、施工の質がぶれにくく、検査もしやすくなります。もし「同等品」と書かれている場合は、どの条件を満たせば同等なのかまで確認すると、後からの差し替えリスクを減らせます。
金額・支払い条件・追加費用のルールを固める
金額のトラブルは、実は「最初の見積もりが安い」ことより、「追加が起きた時の扱い」が決まっていないことから生まれます。契約書では総額だけでなく、支払いタイミング、支払い方法、遅延時の扱いまで確認しておきましょう。特に外壁塗装は下地の状態で補修が増えることがあるため、追加費用の条件が重要です。補助金や保険を使うケースでも、申請が不採択だった場合の支払い計画を先に決めておくと安心です。
支払いタイミングと内訳のチェック
・契約金、着工金、中間金、完工金など、いつ何を払うかを明記
・振込手数料の負担者、領収書の発行、消費税の扱いも確認
・足場、塗装、補修など主要項目の内訳があり、数量と単価が筋が通っているかを見る
説明が曖昧な場合は、後からの増額につながりやすいので注意です。さらに、値引きがある場合は「どの項目からいくら引いたのか」を明確にし、品質が落ちないことも合わせて確認しましょう。
追加工事の発生条件と承認フロー
・追加が必要になるケースを例示し、上限目安や単価表があると安心
・口頭で進めず、事前に書面かメールで見積もり提示→承認後に実施と決める
・「ついでにここも」も追加扱いにするか、無料範囲を明確にする
承認の流れが決まっていると、工事中の不安が減り、双方のストレスが小さくなります。逆に、事後報告で請求される形は揉めやすいので、承認の証拠が残る手段に統一しておくのがコツです。
工期・中止条件・保証とアフター対応を見落とさない
外壁塗装は天候の影響を受けるため、工期がずれやすい工事です。だからこそ「遅れたらどうするか」「中止や延期はどこまで許容するか」を契約書で決めておきます。また、保証はあるだけで安心せず、対象範囲と免責条件をセットで読み込みましょう。アフター対応の窓口や連絡方法まで書いておくと、いざという時に迷いません。引き渡し後の点検時期や、点検を受けるための条件があるかも確認しておくと安心です。
工期の定義と遅延時の取り扱い
・着工日と完工日の定義を確認し、検査や手直しを含むかを明確にする
・雨天など不可抗力で延びる場合の連絡ルールと、目安日数の考え方を確認
・近隣対応や作業時間帯の取り決めも、生活への影響を減らすポイント
「いつ終わるか」が見えるだけで、施主側のストレスはかなり減ります。予定がある場合は、重要日程を先に共有し、作業計画の段階で配慮してもらえるかも確認すると良いです。
保証の範囲と免責条件を具体的に
・保証対象は塗膜の剥がれ、膨れ、著しい変色など、どこまでかを明記
・下地の劣化や自然災害、経年による細かな変化は対象外になりやすい
・保証を受けるための点検条件や、連絡期限、補修方法の取り決めも確認
保証書が別紙なら、契約書と同じ条件になっているかもチェックしましょう。保証の窓口が施工店かメーカーかで対応が変わることもあるため、連絡先と手順を具体的にしておくと安心です。
サイン前の最終チェックで後悔を減らす
契約書は読むだけで疲れがちですが、最後のひと手間でリスクが大きく下がります。ポイントは「曖昧な言葉を減らす」「証拠が残る形にする」「例外の扱いを決める」です。疑問点は遠慮せず質問し、回答はできるだけ書面に残します。焦って当日サインせず、持ち帰って確認する姿勢も大切です。家族と一緒に読むと見落としが減り、冷静に判断しやすくなります。
曖昧表現を具体化する質問例
・一式の中に何が含まれますか。部位ごとの対象一覧にできますか
・塗料は製品名まで決まっていますか。工程回数はどうなりますか
・追加が出る場合、事前承認なしで進むことはありますか
・保証は何年で、どの不具合が対象で、申請方法はどうなりますか
質問が具体的だと、業者の説明も具体的になり、判断材料が増えます。回答が曖昧なままなら、追記や別紙で明文化してもらうのが安全です。
契約後に保管しておくべきもの
・契約書、見積書、仕様書、保証書、色決め資料、写真、やり取りメール
・工事中の変更点と追加見積もりの履歴
・完工時の検査結果や手直し内容の記録
後から見返せる資料がそろっていると、万一の不具合対応もスムーズです。施工前後の写真は、状態比較だけでなく、保証申請の根拠にもなるので、できればデータで保管しておくと安心です。
