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2026.08.21

ー外壁塗装の施工方法を徹底解説!工事の流れと仕上がりを左右するポイントー

ー外壁塗装の施工方法を徹底解説!工事の流れと仕上がりを左右するポイントー

 

外壁塗装は複数の工程に分けて施工する

外壁塗装は、外壁に塗料を塗るだけの工事ではありません。建物の状態を確認し、足場を設置してから洗浄や補修を行い、塗料を複数回塗り重ねることで完成します。どれか一つでも必要な工程を省くと、塗膜が早く剥がれたり、色むらが発生したりする可能性があります。

一般的な外壁塗装では、現地調査、足場の設置、高圧洗浄、下地処理、養生、下塗り、中塗り、上塗り、最終点検という順番で施工します。住宅の大きさや外壁の状態、天候などによって異なりますが、工事期間は一週間から二週間程度になることが一般的です。

ただし、雨や強風の日には塗装できない場合があります。塗料が十分に乾燥する前に次の工程へ進むと、塗膜の性能を発揮できないためです。工事を急ぐよりも、それぞれの工程に必要な時間を確保することが重要です。

外壁塗装の施工方法を理解しておけば、工事中に何が行われているのかを確認しやすくなります。見積書を比較するときにも、必要な工程が含まれているかを判断する材料になるでしょう。

現地調査と足場設置から施工が始まる

外壁塗装を行う前には、建物の状態を詳しく確認します。外壁材の種類や面積だけでなく、ひび割れ、色あせ、塗膜の剥がれ、カビ、藻、シーリングの劣化などを調べます。調査結果をもとに、必要な補修方法や使用する塗料を決めます。

現地調査で外壁の劣化状態を確認する

現地調査では、目視だけでなく、外壁を触ったときに白い粉が付くか、塗膜が浮いていないかなども確認します。白い粉が付く現象はチョーキングと呼ばれ、塗膜が劣化しているサインの一つです。

外壁のひび割れについても、幅や深さによって補修方法が異なります。表面だけの細かなひび割れであれば塗装前の補修で対応できますが、構造部分まで影響している可能性がある場合は、より詳しい調査が必要です。

足場と飛散防止シートを設置する

調査後は、建物の周囲に足場を組みます。足場は、作業員が安全な姿勢で作業し、外壁全体を均一に仕上げるために欠かせません。足場の外側には飛散防止シートを設置し、洗浄水や塗料が周辺へ飛ぶのを防ぎます。

足場の設置時には大きな音が発生することがあります。近隣への影響を抑えるため、工事前に日程を伝えておくことも大切です。

高圧洗浄と下地処理で塗料が密着する状態をつくる

足場を設置した後は、高圧洗浄機を使って外壁の汚れを落とします。外壁には、砂やほこり、カビ、藻、排気ガス、古くなった塗膜などが付着しています。汚れが残ったまま塗装すると、塗料が外壁に密着せず、施工後の剥がれにつながる可能性があります。

洗浄後は、外壁を十分に乾燥させます。表面が乾いているように見えても、内部に水分が残っていることがあるため、天候や気温を確認しながら次の工程へ進みます。洗浄した当日に塗装を始めるのではなく、適切な乾燥時間を確保することが大切です。

乾燥後には、ひび割れや欠け、塗膜の浮きなどを補修します。サイディング外壁では、ボード同士の間にあるシーリング材を打ち替えたり、既存のシーリング材の上から補充したりすることがあります。

金属部分にさびがある場合は、研磨してさびを落とし、さび止めを塗ります。古い塗膜の剥がれや凹凸も整え、塗料が均一に付着する状態をつくります。外壁塗装では、完成後に見えなくなる下地処理が、耐久性を左右する重要な工程です。

養生を行って塗装しない部分を保護する

下地処理が終わったら、塗装しない部分をビニールシートやテープで覆う養生を行います。窓、玄関ドア、給湯器、室外機、照明、植木、床面などを保護し、塗料が付着するのを防ぎます。

養生が不十分だと、窓ガラスや設備に塗料が付くだけでなく、塗装部分との境目が曲がり、仕上がりが雑に見えることがあります。直線をきれいに出すためにも、丁寧な養生が欠かせません。

養生中は、窓を開けられない期間が発生することがあります。すべての窓が長期間閉め切りになるとは限りませんが、換気したい時間帯や使用したい窓がある場合は、事前に相談しておくと安心です。

エアコンは、室外機を専用のカバーで保護することで使用できるケースがあります。ただし、施工方法や作業場所によっては一時的に使用を控える必要があります。給湯器や換気口を完全に塞ぐと不具合につながるため、設備の機能を妨げない方法で養生します。

養生は目立ちにくい工程ですが、住宅を汚さず、美しい仕上がりを実現するために重要な作業です。

下塗り・中塗り・上塗りの三工程で仕上げる

外壁塗装は、一般的に下塗り、中塗り、上塗りの三回に分けて行います。同じ場所を三回塗るのには、それぞれの塗装に異なる役割があるためです。塗料の種類や外壁の状態によって工程が変わる場合もありますが、基本的な考え方は共通しています。

下塗りで外壁と塗料を密着させる

下塗りは、外壁材と仕上げ用塗料を密着させるための工程です。外壁の吸い込みを抑え、塗料が均一に仕上がるようにする役割もあります。外壁材や劣化状態に合わせて、シーラー、プライマー、フィラーなどを使い分けます。

下塗りが不足すると、中塗りや上塗りを丁寧に行っても、塗膜が剥がれやすくなる可能性があります。見た目だけでは確認しにくい部分ですが、外壁塗装の耐久性を支える重要な工程です。

中塗りと上塗りで厚みと色を整える

中塗りでは、仕上げ用塗料を塗り、必要な塗膜の厚みをつくります。その後、メーカーが指定する乾燥時間を確保してから上塗りを行います。上塗りによって色むらを整え、外壁の美観や防水性、耐候性を高めます。

乾燥時間を守らずに塗り重ねると、膨れや剥がれの原因になることがあります。塗装回数だけでなく、塗料の使用量や乾燥時間を守ることも大切です。

付帯部分の塗装と最終点検を行って施工完了となる

外壁だけでなく、雨どい、軒天、破風板、雨戸、水切りなどの付帯部分も必要に応じて塗装します。付帯部分は素材が異なるため、それぞれに合った下塗り材や塗料を使用します。外壁がきれいになっても付帯部分の劣化が目立つと、住宅全体の仕上がりに統一感が出ません。

すべての塗装が終わった後は、塗り残し、色むら、塗料の飛散、養生部分の汚れなどを確認します。必要があれば手直しを行い、問題がないことを確認してから養生や足場を撤去します。

完成時には、依頼者も一緒に外壁の状態を確認すると安心です。気になる部分がある場合は、足場を撤去する前に伝えると確認や補修を行いやすくなります。施工前後の写真を受け取れる場合は、見えにくい高所の作業内容も確認できます。

外壁塗装の施工方法は、洗浄や補修、乾燥、重ね塗りなど、多くの工程で成り立っています。塗料の価格や種類だけでなく、各工程を丁寧に行うことが、外壁を長持ちさせるためのポイントです。