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2024.01.11

ー外壁塗装の劣化サインがまるわかり!6つの種類と原因・相場を解説ー

ー外壁塗装の劣化サインがまるわかり!6つの種類と原因・相場を解説ー

あなたや家族の大切な家。長年住んでいると「そろそろ劣化してきている?」「塗り替えや補修工事のタイミングは?」と、疑問に思われている人も多いですよね。
外壁塗装は、時間とともに劣化していくものです。
そして、劣化をそのままにしておくと、家の寿命が短くなってしまいます。

そこで今回は、外壁塗装の劣化サインがわかる劣化の原因と種類、そして気になる相場までわかりやすく解説していきます!
ぜひ、外壁塗装をするタイミングの参考にしてください。

 

外壁塗装の劣化リスク

そもそも、外壁塗装の劣化をそのままの状態にしておくと何がいけないのでしょうか?
劣化をそのままにしておくことで、外壁塗装が剥がれて外観の美しさが失われます。さらに防水性がなくなりひび割れを起こして、すきま風や雨漏りが発生する恐れがあるからです。

また、ひび割れや雨漏りは外壁内部の腐食につながり、家の寿命が短くなっていきます。
家の寿命が短くなると、結果的に家のメンテナンスの費用が高くなったり、資産価値が下がったりする可能性があります。
そのため、外壁塗装が劣化する前に早めのメンテナンスが重要です。

 

外壁塗装の劣化原因

外壁塗装の主な原因は、雨風・温度・湿気・紫外線といった外的要因と経年劣化です。
太陽の光が当たりやすい南側の外壁は、紫外線の影響で特に劣化が早いです。
反対の北側の外壁は、太陽の光が当たりにくいため湿気が溜まりやすく結露やカビが起こり、劣化の原因となります。
また、交通量が多い道路や高速道路などが近くにある場合は、ほこり・排気ガス・土などでも外壁が汚れやすいです。

 

外壁塗装の劣化6つの種類

外壁塗装の劣化には、主に6つの種類があります。それでは、種類別に詳しく説明していきます。

 

色あせ、変色

外壁塗装の色あせ・変色の主な原因は、塗料の顔料を破壊する紫外線の影響です。
塗料の寿命は、一般的に10〜20年ほどです。新築のときからや、外壁塗装してから10〜20年経過した塗料は、徐々に色あせや変色を起こします。
色あせや変色を起こした外壁は防水機能が低下したサインのため、塗り替えのタイミングとなります。

 

チョーキング(粉状劣化)

チョーキングとは、紫外線によって外壁塗装の水をはじく役割を担う樹脂成分が分解している状態です。
チョーキングが起こることで、水はけが悪くなる症状があらわれます。
チョーキングをそのままにしておくと、カビ・コケ・ひび割れの原因となります。

劣化のサインは外壁に寄りかかったときに、手や衣服などに白くて細かい粉状のものがつくことです。
このサインの段階だけでは塗り替えを急ぐ必要がない場合もありますが目安となるため、早めに信頼できる業者へ相談してみると良いです。

 

シーリング(コーキング)の劣化

建物の防水性や気密性を保持するため、壁と壁の繋ぎ目やサッシのまわりに埋められているシーリング材といった樹脂にも寿命があり劣化していきます。
シーリング材の寿命は、一般的に10年ほどです。劣化をそのままにしておくと、弾力がなくなり隙間ができたり、ひび割れを起こしたりします。
そのため、外壁塗装を行う際には、シーリング材も新しくするのがベストです。

 

ひび割れ(クラック)

ひび割れは、地盤の緩み・地震・付着した雪や霜などが原因で、外壁自体にダメージがある状態。
外壁のひび割れの症状は幅が広く、深さ5センチ以上です。
特に、モルタルやコンクリート外壁で起こりやすいです。

ひび割れをそのままにしておくと、ひびが広がり深くなり内部に水が入り腐食し、外壁が剥がれ落ちる恐れがあります。
手遅れになると、補修工事が大掛かりとなり余計に費用がかかってしまうこともあるため、早めの対策が必要です。
外壁の揺れる力が集まる箇所や開口部のまわりから症状があらわれることが多いため、特に地震が起きたときは注意深く見ておきましょう。

ただし、小さいひび割れは外壁のひび割れではない場合があります。塗られている塗料の経年劣化によって起こる表面のひび割れである可能性が高いです。
この場合は、すぐに補修をする必要はありませんが、塗り替えのタイミングの目安になります。
外壁のひび割れなのか、表面のひび割れなのかを見極めることが大切です。

 

塗膜の剥がれ、浮き

塗料は固まると壁をコーティングする塗膜をつくります。
塗膜は、気温や湿度の変化で外壁が伸縮を繰り返すことによって壁との接着が弱くなり、ボロボロと剥がれたり浮くようになったりします。
塗膜が剥がれて剥き出しになる・浮いて隙間ができると、外壁材が直接雨・紫外線・カビ・コケにさらされる事態に。
また、塗装が剥がれることで外観が悪くなるだけではなく、家そのものにダメージを与えてしまいます。
塗膜の剥がれや浮きが部分的な場合、自分で応急処置をする人もいるかもしれません。
しかし、きちんとした下処理や下地補修を行わないと、すぐに再発してしまいます。

 

カビ、コケ

築年数が経った家は、外壁塗装の防水性が失われていきます。また日が当たりにくい北側の外壁は、特に水はけが悪く湿気が溜まりやすいため、カビやコケが発生しやすいです。
カビやコケが発生すると外壁が緑色や黒色に汚れ、大気汚染物質が付着しやすい状態になります。

外壁に発生したカビやコケは、初期段階だと自分で除去できる可能性があるため、繁殖が進む前に掃除をしましょう。
ただし、強い力でたわしやブラシといった硬いもので擦ると、塗装が剥がれてしまう恐れがあります。
除去する際は、柔らかいスポンジで外壁用の洗浄剤を使って優しく洗ってください。
ただし、洗浄剤が使用できない外壁もあるため、必ず商品の注意書きやお店の店員さんに確認してください。

 

サビ

外壁にできるサビは、外壁材に金属を使用している場合と、もらいサビがあります。
もらいサビとは、外壁に隣接している窓枠・ベランダの手すり・シャッター・門扉など、金属製のものに発生したサビが外壁に付着することです。
サビをそのままにすると、初めは部分的だったサビが徐々に広がっていき、洗い流すだけでは落ちなくなります。
さらに進むと、外壁に穴があくこともあるため注意しなければなりません。
初期の段階だと、カビやコケと同じく、自分でも除去できる可能性があります。
ただし、サビの発生源がわからなかったり高所にできていたりする場合は、業者へ相談してみましょう。

 

外壁塗装が劣化してきたら、まずは診断をしてもらう

外壁塗装が劣化してきたら、まずはプロに診断してもらうことがベストです。
診断の目安は、家の外壁を見て「これは劣化かな?」と気になる箇所が出た場合や、外壁塗装をしてから10年以上経過した場合です。
劣化の進行状況によっては、経過観察や部分補修で良い場合もあります。
家を細かくチェックして、どの箇所に劣化の症状が出ているか・劣化の進み具合はどの程度なのか・必要な補修工事は何かなど、信頼できる業者に確認してもらいましょう。
正確な診断をしてもらえることで、塗り替えのベストなタイミング・最適な塗料の選定・必要な補修工事を適切に行えます。

 

外壁塗装の費用相場

こちらの表は外壁塗装の費用相場です。

費用
30坪 60〜100万円(税込)
40坪 80〜130万円(税込)
50坪 100〜160万円(税込)
60坪 120〜200万円(税込)

ただし、あくまでも相場であり、塗装面の面積・塗料の種類やグレード・塗料の方法によっても異なります。
また外壁塗装をする際に、必要であれば屋根塗装・コーキング工事・その他の補修工事なども一緒に行うため、家の状態によって費用も変わります。
相場の費用を参考に、施工の内容や内訳もしっかり確認しましょう。

 

まとめ

外壁塗装の劣化は、家の寿命に直接関係する重要な問題です。
大切な家をきれいに長く維持していくには、適切なタイミングでメンテナンスをしなければなりません。
劣化の症状を知っていると、手遅れになる前に自分でも見つけられ、必要であれば業者に相談が可能です。
当社では、現地調査によって建物を詳しく確認し、耐候性や耐久性を考慮しながら適切な塗料をご提案いたします。
外壁塗装・防水工事の専門家として、豊富な経験と知識から皆さまのご要望にお応えします。
どこに相談すれば良いかわからないときは、お気軽にご相談ください。