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外壁塗装をするときに「事前の近隣挨拶は自分で行くべき？」は多い質問です。
外壁塗装の工事は、足場を組み洗浄を行うため、騒音が発生します。
また、トラックや複数の作業員の出入りがあり塗料の臭いもするため、近隣の人達に迷惑をかけてしまうことになります。
そのため、外壁塗装の工事をする前に自身で近隣挨拶をすることが必須です。
施工業者が工事前に近隣挨拶へ行きますが、それとは別に自ら行くことが大切です。

そこで今回は、近隣挨拶のマナー・粗品・一緒に添えておく挨拶文のテンプレートをご紹介します。

 

外壁塗装の工事で起こりうる近隣トラブルとは？

外壁塗装の工事で起こりうる近隣トラブルとは、どのようなものがあるのでしょう。

• 工事をすることを知らなかった
• 騒音や臭いが気になる
• 日曜日や祝日に作業してほしくない
• 高圧洗浄の水が飛散してきた
• 路上に停めている業者の車が邪魔になる
• 塗料が飛んでこないか心配

このようなトラブルが起こる可能性が考えられます。

ただし、外壁塗装やリフォーム工事などの前に近隣の人達に挨拶をして工事内容を説明することで、トラブルの発生を未然に防げます。
トラブルを防げることで、関係を良好に保つことが可能です。

 

外壁塗装工事の近隣挨拶で知っておくべき4つのマナー

外壁塗装の近隣挨拶には一般的なマナーがあります。せっかく挨拶に行っても失礼があっては台無しです。
ここでは、近隣挨拶4つのマナーをご紹介します。

 

①近隣挨拶のタイミング

近隣挨拶のタイミングは2回あります。
近隣挨拶の1回目は、足場を組む日の1週間前です。遅くても4、5日前までにはしておきましょう。
直接会って挨拶することがベストなため、在宅している可能性が高い曜日や時間に行くことが大切です。

基本的に平日は留守の人も多いため土曜・日曜・祝日で、時間帯は10時〜11時、または14時〜16時頃がベストです。
お昼ごはんのタイミングや夕方の忙しい時間帯は避けましょう。また、朝早すぎるのも好ましくありません。

近隣挨拶の2回目は、足場が解体される3日前から前日です。ご協力をいただいた感謝を伝えるべく、再度挨拶をしておきましょう。

 

②近隣挨拶をする範囲

近隣挨拶をする範囲は立地によって異なりますが、基本は自宅の左右・前後、3軒ずつです。
ほかにも、騒音や臭いや工事車両の出入りで迷惑をかけてしまう恐れがある所には、挨拶しておきましょう。
どこまで挨拶に行けば良いのかわからない場合は、施工業者に相談すると良いです。

 

③粗品を持って行く

近隣挨拶には粗品を準備して持って行きます。
粗品は高価なものにすると気を遣わせてしまいます。基本的に500〜1,000円程がベストでしょう。
日用品やお菓子など使い道に困らないものが喜ばれます。

• 洗剤
• 石鹸
• タオル
• キッチンペーパー
• 日持ちのするお菓子

上記のようなものが一般的です。
のし紙をする場合は、外のし紙に『ご挨拶』と記載すると丁寧な印象になります。

 

④挨拶文を添える

近隣挨拶のときに留守や一緒に住んでいる家族の人にも共有しやすいように、粗品に挨拶文を添えることが大切です。
また挨拶文があれば、挨拶のときに時間を取って迷惑をかけてしまうことはなく、手短に済ませることが可能です。

挨拶文に記載する内容は以下になります。

• 工事の内容
• 工事の期間
• 騒音などの特に注意が必要な日
• 自分の連絡先、住所
• 施工業者の連絡先

それでは記載する内容を踏まえて、挨拶文のテンプレートを載せておきます。

 

〇〇〇〇年〇月〇日

ご近所の皆様へ

こんにちは。〇〇町〇丁目〇番地〇号の〇〇です。
この度、〇月〇日から〇月〇日まで、自宅の外壁塗装を行います。
大変申し訳ありませんが、外壁塗装の作業期間中と時間帯は、ご迷惑をおかけしてしまう恐れがあります。
騒音・臭い・車や人の出入りなど、ご不憫な思いをおかけしますが、ご理解をいただけましたら幸いです。

また次の作業中は、特にご迷惑をおかけする可能性があります。

• 〇月〇日　足場仮設：騒音が発生する可能性があり。
• 〇月〇日　高圧洗浄：騒音と洗濯物に水がかかる可能性があり。洗濯物を室内干しにしていただけたら助かります。
• 〇月〇日　足場解体：騒音が発生する可能性があり。

何か気になることや問題がありましたら△△△（外壁塗装業者の会社名）の〇〇（担当者名）が窓口となりますのでご連絡ください。
大変ご迷惑をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

□□□□（担当会社名）
00-0000-0000（担当会社の代表電話番号）

〇〇（担当者名）
000-0000-0000(担当者の電話番号)

〇〇（自分の名前）
000-0000-0000（電話番号）

 

外壁塗装の近隣挨拶で必ず伝えておくこと

外壁塗装の近隣挨拶で必ず伝えておくことは次のとおりです。

 

足場仮設日の騒音・トラックの出入り

足場を組む日と解体する日には、大きな音がすることを伝えておきましょう。
また、トラックの出入りもあります。道が狭い場合、トラックが道を塞いでしまう可能性があるため、通行に不便をかけることを伝えると親切です。

 

高圧洗浄の騒音と洗濯物

足場仮設の次の作業は、高圧洗浄です。
高圧洗浄機はエンジン付きのものを使用するため、大きな音が鳴ります。
また、高圧洗浄のときに近隣の人に1番迷惑がかかる恐れがあるのは、洗濯物です。
自宅と距離が近い両隣や真裏の家には、洗濯物を室内干しにしていただくよう事前にお願いしておきましょう。

 

塗料の臭いと車への飛散防止

高圧洗浄の次の作業が塗装の工事ですが、近隣に塗料の臭いがすることも伝えておきましょう。
また、自宅から近隣の車を停めているスペースが近く作業時間帯に車がある可能性が高い場合は、こちらも事前に伝えておきましょう。
塗装作業のときには施工業者が車にかけるシートを用意します。車が停まっている場合は、シートをかけても大丈夫なのかを確認しておきましょう。

 

外壁塗装の施工業者と情報共有をする

外壁塗装をするときは、施工業者と近隣の情報を共有することが重要です。
情報を共有することで、工事のときに気をつけるべきことを理解してもらえるため、近隣との起こり得るトラブルを事前に回避できます。

例えば、以下の内容です。

• ペットを飼っている
• 赤ちゃんや小さいお子さんがいる
• 繊細な人
• お仕事が夜勤

必要な情報を事前に知らせておくと、事情に合わせて適切な配慮ができるため、施工業者にとっても安心です。

 

まとめ

外壁塗装の工事では、ご近所さんへ迷惑をかけるため、良い関係を保つためにも挨拶は必要です。
ほとんどの施工業者は近隣挨拶に行きますが、稀に行かない所もあるため、事前に確認しておきましょう。
外壁塗装やリフォーム工事は、近隣にも丁寧な対応をしてくれる業者を選ぶことが大切です。