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2023.11.24

外壁塗装における防水工事の重要性をしっかり認識しよう!

外壁塗装における防水工事の重要性をしっかり認識しよう!

住宅のメンテナンスには、様々な注意点があるものです。
外壁のメンテナンスにあたっては、外壁塗装の際に併せて防水工事を万全に行うことで、住宅の雨漏りを防ぐことが大事なポイントとなります。
外壁に防水塗装をするための方法やメリットを正しく理解して、快適な住環境づくりに役立ててください。

 

外壁塗装工事と防水工事とは?

外壁工事では、塗装工事と防水工事を同時に施工することが多いものです。
それぞれの役割の違いについては、あまり知られていない部分もありますが、どのような違いがあるのでしょうか。
外壁塗装は、主に外壁に色を塗ることで、建物の美観を維持したり、住宅の素材を保護したりするものです。
一方で、防水工事は、住宅の内部に雨水が侵入するのを防ぐために施工する工事を指します。

外壁塗装の塗料にも、ある程度の防水効果はありますが、経年劣化が進むにつれ、外壁や屋根にひび割れが生じると、雨水が侵入しやすい状態になってしまいます。
外壁塗装のもともとの防水性だけでは、住宅の長期的なメンテナンスは難しいということを知り、適切に防水工事をすることが必要です。

外壁塗装を依頼する場合、業者から防水工事の同時施工を進められるケースがあります。
外壁塗装の工事のみの施工と比べると、外壁塗装+防水工事の施工は、どうしてもコストが掛かってしまうものです。
業者に見積書を依頼して、思っていたよりも高い見積り額を提示されるということもあるかもしれません。
当初は外壁塗装のみを想定していた場合、本当に防水工事が必要なのかについて、疑問を感じる人もいることでしょう。
そういった場合、業者に見積もり内容について丁寧に説明をしてもらって、防水工事の必要性を理解した上で、納得して施工を依頼するようにしてください。
見積もりの段階で、業者と円滑にコミュニケーションを取り、相談がしやすい関係性を築いておくと、実際に工事を施工する段階になってからも、スムーズにやり取りがしやすくなります。
住環境のメンテナンスに関わる工事のため、信頼のできる安心して利用できる業者を選ぶことが大切です。

外壁塗装に適したタイミングは、住宅を建ててから10年後ぐらいと言われています。
住宅のメンテナンスのために外壁塗装を依頼するのと同じタイミングで、防水工事をしておくと、外壁や屋根からの雨漏りの被害を防いで、快適に住宅のメンテナンスができます。
単独で作業を依頼するよりも、費用面を安く抑えられるところも、外壁塗装と防水工事を同時施工をするメリットです。
外壁の作業を行う場合、作業をするための足場を組んでから、施工作業をする必要があります。
工事の費用の内訳には、足場の設置や撤去に掛かるコストも含まれているため、同時施工をすれば、足場の設置・撤去をまとめて済ませることができるのです。
特に、高い位置にある屋根の工事では、足場の設置に時間やコストが掛かる傾向があるため、同時施工がおすすめです。
また、外壁塗装と同じ業者に依頼すれば、施工後に外壁に雨漏りなどの何らかのトラブルが発生した際にも、業者にスムーズにアフターフォローしてもらいやすいでしょう。

 

外壁の防水工事の種類とは?

一般住宅の屋根やベランダの外壁の防水工事は、使用する素材の違いによって、大きく分けて3つの種類に分類されます。
ウレタン防水、FRP防水、塩ビシート防水の3種類がありますので、それぞれの特性を理解しておきましょう。

ウレタン防水は、ウレタン塗料を塗って防水工事を行う方法を指します。3つの方法のなかで、もっとも費用を安く抑えることができるので、低予算で防水工事をしたい方におすすめです。
ウレタン防水の方法は、塗料を塗る方法のため、凹凸のある場所であっても、満遍なく綺麗に施工ができるのがメリットです。
単純な工程で作業が行えるため、作業時間も比較的短くて済みます。
一方で、耐久性という点においては、他の防水方法よりもやや劣っているのが、デメリットです。
ウレタン防水の耐久性の目安は5年~7年程度です。
また、湿気の影響によって、塗膜がめくれてしまいやすいという点も、ウレタン防水のデメリットとして挙げられます。
多湿な気候の日本の住宅では、湿気によって塗膜が剥がれるというトラブルが発生しやすいと認識しておいてください。

次に紹介するのが、FRP防水です。
FRPとは、Fiber Reinforced Plasticsの頭文字を取った略称にあたり、繊維強化プラスチックを意味します。
FRP防水の施工工事では、FRP防水シートを敷く、トップコートを塗るという手順で施工が行われます。
防水性に加えて、強度も高いため、新築時のベランダの防水工事などにおいても、FRP防水の方法を用いるケースが増えています。
多様なメリットがあるFRP防水ですが、施工時に独特の臭いが発生する点や、ひび割れがしやすいといった点には、注意が必要です。
また、ウレタン素材と同様に、湿気に弱いため、湿気によって防水塗膜が浮き上がりやすいというデメリットもあります。

塩ビは、塩化ビニールシートの略称にあたります。
塗料を塗るウレタン防水やFRP防水とは異なり、塩化ビニール製のシートを貼り付けることによって、防水層を作るための作業が行われます。
塩ビ防水には、接着剤を使って貼付する密着工法のほか、接着剤を使わずに下地と塩化ビニールシートを等間隔で固定させる機械固定工法という2つの工法があります。
防水工事のなかでは、もっとも耐久性が高く、一度施工すれば、15年~20年程度、防水性を保つことが可能です。
その一方で、費用が高いため、施工時の費用負担がネックになるケースもあります。
また、特殊な技術を要する施工法のため、施工に対応している業者の数が限られているという点も、覚えておきましょう。

 

まとめ

適切に住宅のメンテナンスをするには、外壁塗装や防水工事に対する理解を深めておくことが必要です。
外壁塗装工事は主に外壁の美観を維持する役割、防水工事は住宅の雨漏り被害を防ぐ役割を果たす工事にあたり、両者にはそれぞれに異なる役割があります。
外壁塗装の際に、同時に防水工事を依頼すると、清潔でかつ安心して暮らせる住環境を手に入れることが可能です。