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2023.11.17

リフォームのプロが教える!確実に成功する外壁塗装の注意点

リフォームのプロが教える!確実に成功する外壁塗装の注意点

家の耐久性や美観を守るためのリフォームですが、知識がなければ失敗してしまうこともあります。
外壁塗装に関しても塗料選びや工事の見積もりなど確認しておくべき注意点は少なくありません。

 

外壁塗装業者を選ぶための注意点

 

屋根や外壁の塗装工事は家の寿命を左右する重要なリフォームです。
適切な業者選びをすることで失敗する可能性をぐっと低くすることができます。

まず前提として、外壁塗装を行っている業者の中にも良い業者と悪い業者が居ます。
これらの判断基準として活用できるのが、過去の実績や口コミです。
そうした情報を集めてトラブルが少ない業者を選んだり、画像や動画を活用して補修内容の説明や工程を解説してくれるといった親切な業者選びが大切です。
例えば、屋根へ登ってチェックしない業者や、報告を怠る業者に外壁塗装を任せるのは危険です。

工事後のフォローについても無視できません。
塗装後の定期的な点検やメンテナンスの有無、その内容なども口コミなどを利用して確認しておきましょう。

 

外壁塗装の見積もりの注意点と費用の目安

 

屋根や外壁の塗装を行う際、最も気になるのがその費用です。
正確な見積もりを得なければ、工事を進めるうえでの心の準備と予算計画ができません。
以下、見積もりと塗装費用の目安についての注意点を紹介していきます。

まず見積もりの段階で使用する塗料の種類、足場の設置、表面処理、下地処理、塗装の工程、そして塗装後の清掃作業まで含めた全ての費用が提示されていることが重要です。
例えば、使用する塗料のメーカーや使用する数なども省略されている場合、正確な見積もりでない可能性があります。
施工する面積なども正確に記載されているかチェックしましょう。

 

項目が一式表記となっていて、内訳が詳細に書かれていない見積もりの場合、どういった内訳になっているのか業者に確認をする必要があります。
細かい内容を説明してもらえない業者の場合、後々トラブルに発展する可能性が高いです。

このほかの注意点として、見積もりは一社だけでなく、複数の業者から見積もりを取ることが重要です。
費用と品質のバランスを見極め、長期的なメンテナンスを見据えた塗装計画を立てましょう。

見積もりと一般的な塗装費用を比較して納得できる業者を選ぶことで、外壁塗装に失敗しにくくなります。
一般的に戸建ての場合、80万円~150万円程度が費用の目安になります。
見積もりがこの範囲から大きくずれている場合、なぜそうなっているのか確認する必要があります。

 

要望に合わせた外壁塗装の塗料選び

 

外壁塗装にかかる費用は、塗装を行う広さや建物自体の劣化状況や構造によって大きく変化します。
しかし、これらの条件は利用者の意思で変更することはできません。
自分で費用をコントロールできる部分は主に塗料の種類選びになります。

 

塗料選びの注意点は、塗料ごとの特徴をしっかりと把握する必要があるという点になります。
塗料にはグレードがあり、種類によって値段や耐久年数が変動します。
例えば最も安価なアクリルであれば1缶あたり約5,000円~15,000円で3~5年ほどの耐久年数です。
一つランクを上げてウレタンなら1缶約5,000円~20,000円で5年~7年となります。
耐久年数が長いピュアクリアやフッ素などは15年ほど耐久年数がありますが、1缶あたり約50,000円~100,000円となります。

塗料選びで次に施工してもらうタイミングも変わりますし、今支払うべき金額も大きく変動します。
自分の支払い能力や、今後のライフプランに合わせて外壁塗装の塗料を選んでいくことが重要です。
例えば数年家をもたせたい場合、高額な塗料を選ぶ必要はありません。
一方で長期的に家をもたせ、子供に残したいような場合は耐久年数が長い塗料を選ぶ必要が出てきます。

また、耐久年数以外にも塗料ごとに性能が違ってくる部分があります。
防カビや遮熱といった性能面で塗料選びを考える必要もあるでしょう。

 

外壁塗装にかかる期間

外壁塗装工事を行う際、多くの場合は工事にどれくらいの時間がかかるのかという点が気になるはずです。
ここでは、外壁塗装にかかる期間について解説していきます。

まず、家の大きさや外壁の状態が期間を左右します。
当然ですが家が大きければそれだけ時間がかかってしまうわけです。

一般的な一戸建て住宅の場合、外壁塗装には約1週間から2週間かかると考えられています。
また外壁の状態が悪ければ悪いほど、工事は長引く傾向にあります。
基本的には2週間ほどかかると見込んでおくのが良いでしょう。

また、注意点として塗料の種類によっても工事期間は変わります。
例えば、乾燥時間の長い塗料を選んだ場合や、多層塗装を要する高品質の塗料を使用する場合などは工事期間は長くなります。

もちろん天候も大きく影響してきます。
雨や強い風など予定通りに工事が進まない場合があります。
天候が悪くなる時期に外壁塗装工事を行う場合、工事にかかる期間は長くなると見込んでおいた方が良いでしょう。

工事期間は実際に塗装を行うだけでなく、足場を組むところからはじまり、最後に撤収するところまで全てが含まれます。
どうしても物理的に短縮できない部分が多いため、事前に工事期間をしっかりと把握して計画的に工事を行う必要があります。

 

近隣トラブルを回避する方法と注意点

外壁塗装工事のトラブルは業者関連だけではありません。
近隣住民トラブルを引き起こす可能性もあります。
例えば騒音、塗料のにおい、足場の設置による日照権の侵害などが原因です。
これらの外壁塗装を行う際の近隣トラブルを回避する方法についても紹介します。

まず、工事を始める前に近隣の住民に対して工事の予定を事前に知らせて、理解と協力を求めることが大切です。
工事の期間や予定されている工事内容、作業時間帯、そして工事によって予想される影響について詳しく説明しておきましょう。
場合によっては進捗状況の共有などもしておくとトラブルになりにくくなります。

また、工事中の騒音や塗料のにおいが最小限に抑えられるように、施工業者としっかりコミュニケーションを取りましょう。
騒音が特に大きい作業は近隣住民が不在であると予想される時間帯に行うといった方法が有効です。

注意点として、問題があったとしても直接クレームとして伝えてくるとは限らないということも覚えておきましょう。
外壁塗装工事が完了した後に、近隣住民に対して感謝し、工事によるご不便に対するお詫びを伝えるといったケアをすることが重要になってきます。